2012年9月19日

Mac OS X で数式(mathematical expression)作成環境構築

概要

数学の勉強をしている場合、Keynote とか Evernote とかに数式を書くために、コンピュータ上で数式を作成したくなる場合がある。
ここでは綺麗な数式を作成するための、数式作成環境を構築する。

LaTeXiTのインストール

Mac OS X で数式作成する場合、「LaTeXiT」を使うと簡単。
ダウンロードしてdmgの中にある「LaTeXiT.app」を「アプリケーション」フォルダに移動。

LaTeXのインストール

LaTeXiT は数式生成に LaTeX のコマンドを利用するので、LaTeX をインストールする。

JIS X0212 for pTeX」から「Drag & Drop UpTeX(UTeX20111010.dmg)」と「ESP Ghostscript 7.07.1(espgs090829.dmg)」をダウンロードする。
「Drag & Drop UpTeX」のdmbの中に「UpTeX.app」があるので、「アプリケーション」フォルダに移動。
「ESP Ghostscript」は「ESPGhostscript.pkg」があるので、これをダブルクリックしてインストール。

X11のインストール

LaTeXiT が利用する gs コマンドが X11 を要求するので、「XQuartz」から dmg をダウンロードし、中にある「XQuartz.pkg」をダブルクリックしてインストールする。

LaTeXiTの設定

LaTeXiT.appを起動する。
LaTeX関連ファイルが見付からないダイアログが出るが、とりあえず全部キャンセル。
Latexit start

「環境設定」の「プログラム」でパスを設定する。
Latexit setting

  • pdfLaTeX:「/Applications/UpTeX.app/teTeX/bin/pdflatex」
  • Ghostscript(gs):「/usr/local/bin/gs」
  • ps2pdf:「/usr/local/bin/ps2pdf」
gs を設定する際に X11 を要求された場合、「アプリケーション」「ユーティリティ」の中に「XQuartz.app」が存在するか確認。存在しない場合は X11のインストールをする。

数式を生成してみる

「y=f(x)」のような簡単な数式を入力して、「LaTeX it!」ボタンを押すと、設定に問題なければ、数式が生成される。
Latexit
数式の部分をドラッグ&ドロップすると保存できる。保存のフォーマットも選択可能。

まとめ

あとは、LaTeXの数式表現を覚える必要がある。
LaTeXの数式はかなり高度な数式を簡単に記述できるし、かなり将来まで使える知識なので、勉強しておいて損はない。

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