2015年2月9日

Mac OS X で porg を使って "make install"したソフトを管理する

Porgは「make install」でインストールされるファイルの記録を取り、後で削除したりするのを簡単にするためのソフトです。
以前は Paco と言う名前でしたので、Paco に関する記事を見ると良いです。

"make install"したソフトウェアを管理できる超便利ツール「Paco」 - 元RX-7乗りの適当な日々

こういうのは MacPortsとかHomebrewとかを使うのが普通なのですが、make install も結構してしまうので使うと便利です。

porgのインストール

porg の最新版をダウンロードします。この記事を記述している時点だと「0.7」です。

curl -LO http://downloads.sourceforge.net/project/porg/porg-0.7.tar.gz

Mac で正常に動作させるにはパッチが必要ですのでダウンロードします。

curl -LO https://trac.macports.org/raw-attachment/ticket/46702/adapt-to-osx.patch
curl -LO https://trac.macports.org/raw-attachment/ticket/46702/patch-doubleDESTDIR.diff

コンパイルします。gropというGUIツールを一緒にインストールしようとしますが、わたしは使わないのでdisable しておきます。ためしたい人は gtkmm をインストールすると使えるはずです。

tar xvf porg-0.7.tar.gz
cd porg-0.7

# パッチを当てます
patch -p0 < ../adapt-to-osx.patch
patch -p0 < ../patch-doubleDESTDIR.diff

# disable-grop します
./configure --disable-grop
make
sudo make install

「/usr/local/bin」にインストールされるので PATH を通しておいてください。

動作確認をします。動作確認には、porg に porg 自身を登録します。

sudo make logme
porg -a

「-a」で管理パッケージ一覧が表示できます。無事 porg 自身が表示できていればインストールに問題ないです。
パッチを当てれば Mac でも動作します。

2015/02/09 追記

どうやら上手く追加できない物が結構あるみたいなので確認中。

パッチを追記。

2015年2月7日

github から https 経由の clone 時にエラーが発生する場合の対処

github で git clone 等を実施した時に以下のようなエラーが発生した場合の対処。

fatal: unable to access 'https://github.com/xxxx/yyyy': SSL certificate problem: Invalid certificate chain

キーチェンアクセスの確認

「アプリケーション」->「ユーティリティ」->「キーチェンアクセス」を起動。

「システムルール」の中から「DigiCert High Assurance EV Root CA」を探して「有効期限」を確認します。

おそらく有効期限が切れていると思います。

証明書の更新

以下のサイトにアクセスします。
https://www.digicert.com/digicert-root-certificates.htm#roots

「DigiCert High Assurance EV Root CA」の「Download」リンク先を「右クリック」で保存してください。リンクを単純にクリックすると、ブラウザにインストールしようとしていまい、エラーが出てしまうので注意。

ダウンロードできた「crt」ファイルをダブルクリックすると、証明書が更新されます。有効期限が更新された事を確認してください。

git clone を実施して、問題ない事を確認してください。

以上です。