2011年12月4日

Mac での Common Lisp 環境構築

利用する実装

Common Lisp の実装は複数ありますが、Clozure CL(以後 ccl)を利用します。
ccl はコンパイル速度が早くて、スレッドも利用でき、もともとMacで開発されたこともあり、Mac用の機能なんかもあって楽しいのでこれを利用するのが良いです。

インストール

MacPorts を利用するのが楽。

# インストール
sudo port install ccl
# 起動
ccl64
# 終了
(quit)

設定ファイル

「$HOME/.ccl-init.lisp」が設定ファイルになります。設定ファイルは当然 Common Lisp で書きますので、Common Lisp勉強する前には書けないかと思います。とりあえず空のファイルを作成しておくと良いかと思います。

Quicklispのインストール

ライブラリをインストールする場合は Quicklispを利用します。昔はASDF-Installとか利用していたけど、全然便利ではないし ccl では非推奨になったので利用しません。

以下のようにインストールします。

curl -O http://beta.quicklisp.org/quicklisp.lisp
ccl64 --load quicklisp.lisp
(quicklisp-quickstart:install)

以下で動作確認ができます。「term」を含むライブラリを検索しています。
(ql:system-apropos "term")

起動直後からQuicklispを有効にするために設定ファイルに設定を追加します。
(ql:add-to-init-file)

設定ファイルを見るとパスが記述れているのでQuicklispのディレクトリ位置を変更したい場合は設定ファイルを修正してください。
Emacs の設定ファイルを記述したことがある人なら簡単な設定変更はできるかと思います。

人気のライブラリはQuicklisp news: Project download statistics等を参照するとわかるので、上から入れて、ためしてみたり、ソース読んだりすると勉強になるかもしれない。
ライブラリに関してはいずれ書きたい。

blog comments powered by Disqus