概要
XML ファイルを翻訳することがそれなりの頻度である。翻訳するなら PO ファイルを生成するのが便利。
XML から PO ファイルを生成するには「xml2po」か、「ITS Tool」を使う。両方ともGnomeのドキュメント国際化でも使われている Python で作成されたツール。
両方とも XML から PO を生成したり、PO から XML に戻したりできる。
ITS Tool の方が新しい。
xml2po
sudo port install gnome-doc-utils
xml2po --version
POファイルの作成と、XMLへの戻しは以下のようにする。
xml2po -o sample.pot sample.xml
cp sample.pot ja.po
mkdir ja
xml2po -p ja.po sample.xml > ja/sample.xml
ITS Tool
# 依存ライブラリインストール
pip install ftp://xmlsoft.org/libxml2/python/libxml2-python-2.6.21.tar.gz
# ダウンロード
curl -O http://files.itstool.org/itstool/itstool-1.2.0.tar.bz2
tar xvfz itstool-1.2.0.tar.bz2
cd itstool-1.2.0
./configure
sudo make install
# バージョン確認
itstool --version
POファイルの作成と、XMLへの戻しは以下のようにする。
itstool sample.xml -o sample.pot
cp sample.pot ja.po
msgfmt -o ja.mo ja.po
mkdir ja
itstool -m ja.mo -o ja/ sample.xml
まとめ
翻訳対象の XML にもよるだろうが、自分は xml2po の方を普段は利用している。